先週末もモデルハウス見学会にお越しくださり誠に有難うございました。
お陰様で沢山の方々からご感想などいただく事ができとても参考になりました!
そんな最中、ようやく太陽熱温水器が設置をしたのでご紹介させていただきますね。
あまり見たことのないフォルムですよね?
これでお湯を200リットル沸かす事ができます!電気工事不要です。
今回は水道圧を利用してお湯を押し出すタイプなので屋根に載せではなく地面置きできるところも特徴の一つです。
これは安全!
水道圧を利用するこのタイプは、沸いたお湯に水を混ぜぬるま湯にしてからガス給湯器でお湯を沸かす構造になります。
少し効率悪く聞こえるかもしれませんが
真水からお湯を沸かさなくていいのでガス代が安価になるメリットがあります。
配管はこんなかんじ。結構単純です。
設置の仕方を簡単にご説明させていただきますね。
以前取付した時は、真空管の組み立ては既にされていたのですが
今回は真空管の組み立てから此方でやる仕様でした。1人でやらなくてよかった💦
アルミ伝熱フィンにヒートパイプを差し込み、真空管のガラスパイプに納めていきます。
ヒートパイプは長いので組み立て時にぶつけて割らない様に注意が必要ですが
万が一の時用に予備で2本入っています。
もし割ってしまった時でも部品購入ができます。
今回は22本使います。
その間に架台を組み貯湯タンクを設置します。貯湯タンクは重量があるので1人だと設置はキツイかもしれません。
貯湯タンクに水が入ると重量が出るので
架台の固定はコンクリートの平板を敷き
そこにアンカー留めだけでOKです。
本体が通常のパネル形状ではなくヒートパイプの間を風が抜けるので、強風の影響を受け辛い作りになっています。
汚れも雨水で流れてしまうそうですよ。
ヒートパイプを差し込む前に
熱伝導を良くするグリースをまんべんなく塗り込んでいきます。
ヒートパイプを慎重に差し込んでいきます。
この時に貯湯タンクの位置を微調整し
しっかりヒートパイプが固定されるようにしてください。
この商品は隙間なく直接タンクに差し込む必要(水漏れの心配)がないのでパッキンとの干渉も殆どなく簡単に設置ができました。
先にキャップを取り付けてしまうとヒートパイプを差し込むことができないので
先端のキャップは最後に締め付けましょう。
完成!
レンガ職人のマインさんのお陰で結構早く終わりました!
配管まで少し間があるので、空焚きにならない様に少し水を入れておきます。
オプションで温度計の販売がされていたので購入しました。
翌朝、タンク内の水温を測ってみると75℃まで上がっていましたよ。
曇り空や夜間、低い外気温にさほど影響を受けなそう?かな。
しっかり配管工事をしたらまた報告致しますね!
設置後通りがかりの方に「これはなんだ??」とかなりきかれました(笑)
見慣れないですものねぇ。モデルハウスより目立っていたりして!
貯湯タンク付近に蛇口を設置しておけば、災害時お湯を取り出すことができます。
真夏などは90℃を超える湯温になりますが、ミキシングバルブで水を混ぜて
適温にする事ができるので安全性が高いです。
災害時でも貯湯タンクに水さえ入ればお湯が沸いてしまうのですから魅力的ですよねぇ。
「災害時割れてしまえば沸かせないでしょ?」と言われそうですが
この真空管一本でも残っていれば直接中に水を注いでお湯を沸かせちゃうんですよ!
※真空管が冷めた状態で注水しないと割れる恐れあり。
気になる方は左の商品を買ってみては如何でしょうか。
キャンプなどでこれでコーヒー沸かしていたら目立つと思いますよー。
子供の教育にも使えそう。
以上、太陽熱温水器のお話しでした。
~ 建築部1号 ~
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